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まつげエクステのもちがよくなる、7つのまとめ

「もちが悪いかな?」と思ったら。7つのチェックポイントを見直してみましょう

チェックポイント

1.前処理ツールの選択
専用のプレ処理用ツールアイミングは、綿棒やマイクロスティックに比べ洗浄力を格段にあげます。また、前処理剤の成分によってグルーの硬化を促進させたり、吸着を良くすることが出来ます。
2.接着面積
グルーの成分によって求められる接着面積は変わります。医療グレードのブチルシアノアクリレートの場合は、接着面を多く取ることをおすすめ致します。
3.グルーの適量
グルーの量が少ないとぽろりと落ちやすく、多いとなめらかな仕上がりにはなりません。グルーの適量をしっかりと見極めましょう。
4.エクステンションの合わせ方
まつげの生え方やエクステの形状を考慮しながら合わせ方を変えていきましょう。
5.接着時のスライド
グルーは一瞬で硬化します。スライドは硬化の妨げとなるのでなるべく控えましょう。
6.コーティングの塗布
最後にコーティング剤で包みことで、完全に硬化する前の外部からの汗や水を守ります。
7.アフターケアの説明・指導
顧客のアフターケアは持続性を握る重要なポイントの一つです。グルーの特性を確認の上きちんと顧客に説明しましょう。
CheckPoint1

前処理の方法

テスト結果

密集したまつげの間の汚れは落としにくく、意外に汚れています。メイク汚れや皮脂をしっかりと前処理の段階でとりのぞくことで持続性の違いが生まれます。専用ツールアイミングを使うことで、綿棒での洗浄に比べ、持続性が3倍アップしたデータもあります。
同時に、プレ処理剤によってまつげ表面をグルーの硬化を促進させ、グルーの吸着を左右することがあります。

テスト結果

持続性約3.4倍アップの前処理方法はこちら安全・安心して使える前処理剤はこちら
CheckPoint2

接着面積

ブチルシアノアクリレートは柔軟性があり衝撃に強い反面、「留まる力」が弱いので、接着面積を多く取ることで留まる力を強化し、「衝撃に強く、持続力のあるグルー」にします。理想の接着面積は、自まつげの4/5前後を取るようにしてください。

接着イメージ
CheckPoint3

グルーの適量

上記の理由から、理想の接着面積にするため自まつげの4/5程度をグルードームに浸し、まんべんなくグルーが絡み合った状態にします。その際にグルーをプレートの上で引きずって量を調整しないようにしてください。

グルーの接着イメージ
CheckPoint4

合わせ方

基本のあわせ方

「横付け」「下付け」と決めず、まつげやエクステのカールに合わせて装着方法を変える必要があります。自毛の持つ方向と角度にしっかりと合わせて自毛の4/5を接着面として取ります。仕上がりは、目頭から目尻まで扇型のように広がって見えると美しい仕上がりになります。

  • 装着方向方向
  • 装着角度角度
  • 装着仕上がり仕上がり

① 方向

最も基本的な技術として、上から見た状態で自毛の向きに沿うように装着をします。装着面積は、リペア時に細い毛が切れるのを防ぐ為、毛先を避けた4/5程度を取ります。

正しい方向・悪い方向

② 角度

上付けは緩やかなカーブ

自まつげのカーブがやや上向き、もしくは緩やかなカーブであれば、まつげとエクステがそいやすいので上付けの装着で問題ありません。

上付けの装着
反り返るときは下づけ

CカールやDカールなど、角度があるエクステと下向きのまつげを合わせる場合、上からのせるだけだと絡まず取れやすくなります(参照「悪い例」)下からからませるように装着をすると右図の「良い例」のように接着面が多くとれます。

下付けの装着
Lシリーズの装着
Lシリーズは上付けがおすすめ

特徴的な角度をもつLシリーズ(L/LC/LDカール)は、絡ませて装着すると角がまつげにあたり、装着がしづらいくなります。上からのせるように装着することがおすすめです。ストレートラインがあることで上から乗せて装着しても、接着面積はしっかりと合わせることができます。

③ 仕上り

上からみた状態でバラバラの方向を向いているときれいには見えません。理想は、手の平を広げた時のような放射線を描いていることです。望ましくない方向へ流れてしまったまつげをエクステを合わせる方向で、調整をしていきます。

悪い仕上り

悪い仕上り

自毛は、様々なクセや流れを持つので、美しい仕上りに望まない、自毛の流れに沿って装着すると、あちこち向いた、バラバラの仕上がりになります。

正しい仕上り

正しい仕上り

自毛の流れに左右されない、美しい仕上がりにする為に、エクステの装着によって正しい方向へ直していきます。

横に流れてしまった自毛に、仮毛を装着する場合

横に流れてしまった自毛に、仮毛を装着する場合、倒れている方向側から装着面を当てます。
(⇒「横付け」)
装着面が少ない場合、離れやすくなります。

横に流れてしまった自毛へのつけ方

応用のあわせ方

ボリュームエクステ(フレアー)

増毛エクステの合わせ方
ボリュームエクステ フレアー のつけ方

自毛に一本エクステを装着後、フレアーエクステの根元に通常と同じ程度のグルーを塗布し、装着します。

ボリュームエクステ(シングル)

増毛エクステの合わせ方
ボリュームエクステ シングル のつけ方

自毛に一本エクステを装着後、シングルエクステの根元に通常と同じ程度のグルーを塗布し、装着します。

CheckPoint5

装着時のスライド

なるべくスライドせず装着します

一瞬で硬化するグルーはどんどん乾いていき、スライドなど動かすことでグルーとエクステが固まる妨げになります。もしグルーを玉でとる場合は、一回程度のスライドで玉を潰すように伸ばしましょう。

押しつぶすイメージで
CheckPoint6

仕上げ

コーティング剤でグルーの硬化をまもります

コーティング剤が接着部分を包み込み、汗や油分から保護するので、持続性が飛躍的にアップします。特に、持続性を左右するといわれている施術後24時間内に効果を発揮します。また、柔軟性に飛んだコート剤が接着部分のわずかな隙間にも入り込みクッションのような役割をするので、衝撃に強くなります。

さらに詳しいコーティング剤のメリット・塗り方
CheckPoint7

アフターケア

施術後の加水は避けましょう

上記にあるように、表面は硬化していますが、内部まで完全に乾くのに要する間に濡れると持続性の低下や、水溶性のホルムアルデヒドが水に溶け目周りの肌を刺激する場合がありますので、できるだけ施術後は水に触れることを避けましょう。顧客には正しいホームケアを伝え、トラブルを回避することも重要です。

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